玄界GPUミニキャンプ2024
開催趣旨
本ミニキャンプでは玄界に搭載されたGPUを使って高速に処理を行いたい対象問題を持つ方を対象に、玄界上での実践の機会を提供します。参加費は無料です。
本ミニキャンプでは、参加者がコードやデータセットを持ち込み、GPUに関連した課題に対して、メンターからの助言を受けながら、その課題解決に取り組みます。情報基盤研究開発センターの教員に加えて、GPUのスペシャリストがメンターとして参加し、各自のペースでプログラムのGPU化や、GPU利用率・性能向上の作業を進めるにあたり随時相談することができます。
本ミニキャンプでは、特にAI・機械学習のアプリケーションをGPUを活用し最適化することに取り組みます。PyTorchやTensorFlowなどのフレームワークを利用するアプリケーションを想定していますが、それ以外の自作コード等でも構いません。AI・機械学習分野以外のアプリケーションを対象とした参加申込も受け付けますが、メンターがどちらかというとAI・機械学習分野メインであること、参加者多数となった場合にはAI・機械学習分野の申し込みを優先的に受け付ける方針です。どうかご了承ください。
本ミニキャンプは、九州大学伊都キャンパスの現地会場とオンラインでのハイブリッド開催となります。現地会場およびオンラインにて各自のSlackとZoomを立ち上げて、玄界に接続して作業できる環境から参加していただきます。現地会場では、電源は用意いたしますが、端末はありませんので各自でノートパソコン等をお持ち込みください。ネットワークはeduroamが利用可能です。eduroamアカウントをお持ちでない参加者向けのwifi環境も準備します。
実施主体
- 主催
- 九州大学情報基盤研究開発センター
- 共催(予定)
- 最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)
- 筑波大学計算科学研究センター
- 東京大学情報基盤センター
- 東京工業大学学術国際情報センター
- 名古屋大学情報基盤センター
- 九州大学データ駆動イノベーション推進本部データ分析支援部門
- 最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)
開催日時・プログラム
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2024年8月23日(金)10:00-17:00
- 10:00-10:30 事務連絡、玄界使い方講座
- 10:30-11:00 自己紹介と目標設定など
- 11:00-12:00 玄界を最大限活用する方法
- 13:00-16:50 実践 (適宜自由に休憩)
- 16:50-17:00 事務連絡、終了
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2024年8月24日(土)~8月29日(木)
- オンライン(Slack上での相談)のみ
- 各チームで実践(メンターによるQ&Aはベストエフォート)
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2024年8月30日(金)10:00-17:00
- 10:00-10:30 事務連絡、情報交換
- 10:30-16:00 実践 (適宜自由に休憩)
- 16:00-16:50 実践内容の紹介
- 16:50-17:00 事務連絡、終了
会場
- オンライン(Zoom)と現地会場のハイブリッド
- 現地会場:九州大学 伊都キャンパス 情報基盤研究開発センター 2階 203多目的教室
- アクセス方法 https://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/access.html
メンター(予定)
- 美添 一樹 : 九州大学情報基盤研究開発センター 教授
- 南里 豪志 : 九州大学情報基盤研究開発センター 准教授
- 大島 聡史 : 九州大学情報基盤研究開発センター 准教授
- 村上 真奈 : エヌビディア合同会社 ソリューションアーキテクト マネージャー
- 日暮 大輝 : エヌビディア合同会社 シニアソリューションアーキテクト
- 丹 愛彦:エヌビディア合同会社 HPCソリューションアーキテクト
- 藤原 秀平 : Google Developer Expert
- 太田 満久 : Ubie株式会社 機械学習エンジニア / Google Developers Expert (ML/AI)
(他、調整中)
参加条件
- 参加資格者は、国内に在住の国公私立大学・高専の教員・学生・研究生、研究機関研究員、企業に所属する研究者・技術者です。実施内容は、学術研究、教育および社会貢献に関連するものに限ります。参加にあたって、玄界のユーザーである必要は必ずしもありません。参加者には、玄界を利用できるアカウントを発行します。(ご自身でポータルサイトからアカウントを作成していただきます。) - 日本国籍もしくは永住権を持たない方、日本の非居住者、特定類型に該当する方は受講できません
- 九州大学情報基盤研究開発センター研究用計算機システムの利用に関する規程 に従っていただきます。 https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/information/rule/rulebook/pdf/407/1/2004kitei127.pdf#zoom=105
- 作業に必要なコードおよびデータセットを玄界に持ち込んでいただく必要があります。メンターがデータセット等を見ることについてご了承ください。 - 共有ディスクを利用しますので、個人情報などの取り扱いに注意を要するデータセットの場合、適切なアクセスコントロールの実施、データの匿名化やダミーデータセットの利用などの処置を参加者の責任で行ってください。 - データの持ち込みはなるべくイベントの前日までに完了させてください。ミニキャンプ開催より前に玄界を利用するためのアカウントは有効となるため、ご自身にてデータを指定されたディレクトリ以下に転送してください。
- SSHを介したコマンドライン操作によるLinux上での作業を想定しているため、Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。また、玄界上でのファイルの編集は玄界上にインストールされているエディタ(vim, emacs, nanoなど)にて行うため、これらのエディタの操作に慣れていない場合、ファイルを手元で編集して当日再転送するなどの準備が必要になります。
- 基本的に現地会場もしくはオンラインにて、8月23日(金)および30日(金)の両日にご参加いただく必要があります。途中の一時的な退席は自由です。2日間のうち片方のみをオンラインで参加するなども可能です。
- Dockerコンテナを実行することが可能なSingularityを利用することができます。